Written By: トーノZERO
「ああ、そうか。分かったぞ」
「なに?」
「なぜ森雪の不味いコーヒーのシーンで、林はバラン星との誤差はプラス3度だと答えるのか」
「プラス3度って、けっこう大きいよね」
「そうだ。そのまま直進したら絶対にバラン星を通らない」
「そんなずれた進路をヤマトは飛ばないよね」
「そう思う」
「じゃあ、なぜその時はプラス3度だったの?」
「森雪の不味いコーヒーに思わず島が進路をずらしてしまったのだ。ヤマトの操縦桿を握っているのは島だからな」
「えーっ! 気付いたことってそれかい!」